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ごついバイクに囲まれて、そいつはいました。すぐに赤のちっちゃいバイクが目の中に飛び込んできました。とびっきりキュートなガールフレンドを見つけた気持ちでした。 元々街中で乗るつもりだったので小さいバイクが欲しかったのもありました。 見に行く前は、すごく小型な「モンキー」や「ゴリラ」といったバイクが気になっていたのですが、実際見てみると想像以上に小さすぎると感じました。 |
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それはある日突然でした。 バイクが欲しい!となぜか思ってしまったのです。2001年夏、8月のある日でした。 すぐにバイクを見に近くのバイクショップに見に行きました。そのバイクショップは店頭にきれいにバイクが飾られていて、前から気にはなっていたのです。 |
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YB-1...。それではバイクにはあまり関心がなく、知識もなかった私はその名前を聞いたことすらありませんでした。 「ワイビィですね」店員さんは言いました。 続けて「人気ありますよ」と言いました。 とりあえず店員さんと話し、交渉を始めました。そして早速、試乗させてもらうことに。しかし、なんと恐るべきことに原チャリの経験はあるものの、バイクにのったことは無いのでした。 |
「乗れますか?」という私の質問に、店員さんは答えました。「ハハハ。大丈夫ですよ。すぐに乗れるようになります。練習しましょう。」と。 店には裏庭があり、そこで練習することに。最初は見本を見せてもらいます。説明を受け乗ってみます。うまくいきません。しかし15分ぐらいするとうまく乗れるようになってきました。乗れるようになると、不安もなくなり楽しくなってきました。 |
ますます気に入ってきました。実際に運転できるとわかればしめたもの。これで購入の決意を固めました。保険の手続きをし、合わせて盗難防止用のロックを買いました。 実はその時、ショップにはYB-1が2台ありました。もう1台色違いのYB-1があったのですが、なぜかこの赤いYB-1が気に入ったのでした。その理由は未だにわかりません。 |
スピードメーターは60km/hまでしか刻まれていません。パワーもありません。スクーターにも抜かれます。 でもいいのです。スピードは求めていません。ゆっくり走ればいいのです。 「ゆっくりいこうよ」。ワイビィはそんな風に語りかけているように思いました。いつのまにかこの赤いYB-1を「ワイビィ」と呼ぶことにしていました。こんな風にワイビィとの暮らしは始まったのでした。 |
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